Vol.33 真心ブラザーズ
JCB Presents 真心ブラザーズ Live in BLUE NOTE TOKYO
【JCB MUSICとは】
JCBが独自に企画している、JCBカード会員の方だけにお贈りする限定ライブ。
J-POPシーンでロックの醍醐味を放ち続ける真心ブラザーズがブルーノート東京に初登場!
当日のReport と Set Listをお届けします。
※当日は新型コロナウイルス感染症対策を講じて行いました。
真心ブラザーズのほかでは体験できない
スペシャルライブ!
トランペットの美しい音色がBGMに流れるなか、スーツ姿の男たちが颯爽とステージに登場する。日本武道館や日比谷野外音楽堂などを沸かせてきた人気ユニットを、至近距離で体感できる貴重な機会だ。
2022年8月6日(土)、真心ブラザーズが「JCB Presents 真心ブラザーズ Live in BLUE NOTE TOKYO」を開催した。
ブルーノート東京は1988年の開店、真心ブラザーズは1989年のデビューなので、ほぼ同期になるのだが、ライブを行うのは今回が初めてであるという。メンバーのYO-KINGと桜井秀俊に、サンコンJr.(ドラム)、岡部晴彦(ベース)、伊東ミキオ(キーボード)を加えたバンド・セットによる演奏は、ロックの鮮烈さ、フォークの親しみやすさ、ブルースやソウル・ミュージックのうねりを併せ持つ、実に気持ちの良いもの。
5人が持つ音楽愛、幅広いセンスが、分厚いサウンドから伝わる。
冒頭から、近作『Cheer』に収録されている「パッチワーク」、「ビギン!」が連続で登場。YO-KINGと桜井秀俊の歌声は、まるで呼吸するように自然にハーモニーを形成する。「パッチワーク」に登場する“ニール・ヤングのジーンズみたいにでこぼこ”等、ヴィンテージ・ロック好きであれば“そう、そうなんだよ”と共感できる歌詞が随所に散りばめられているのも、大きな魅力だ。MCでは、各メンバーが「ブルーノートにオーディエンスとして訪れたときの話」を披露。
スライ&ザ・ファミリー・ストーン、セルジオ・メンデス、ブッカー・T&MGズなど、レジェンドたちの公演に接した時のエピソードも飛び出した。
新曲「白い紙飛行機」は、ちょっとビーチ・ボーイズの「ヘルプ・ミー・ロンダ」を思わせるイントロを持つ軽快な楽曲だ。そこから2015年のカヴァー・アルバム『PACK TO THE FUTURE』に入っていた「ゆ・れ・て湘南」(オリジナル・アーティスト:石川秀美)へと移りゆく。YO-KINGの骨太なヴォーカル、熱の入った桜井のギター・プレイが、湘南や江の島を描いた松本隆の歌詞をさらに際立たせる。
ツイン・ギターが冴えわたる「流れ星」、『Cheer』のリード・トラック「炎」を経て登場したのは、真心ブラザーズの大定番であるとともに夏のアンセムとしても親しまれている「サマーヌード」。観客は、しつこく続くコロナ禍のため発声こそ控えたものの、盛大なハンドクラップでパフォーマンスに参加する。伊東ミキオのオルガンも白熱する「Rolling」で本編を締めくくった後、アンコールでは「Dear, Summer Friend」が鳴り響いた。
いまの季節にぴったりの曲を、いままで登場したことのなかった場所で、気心の知れたメンバーと共に届ける真心ブラザーズのふたり。ステージ上にも客席にも極上の笑顔が広がる、至福のひとときが味わえた。
JCBオリジナルカクテル
ライチ、マスカット、グレープフルーツに
柚子胡椒がアクセント。胡瓜が涼やかに泳ぐ一杯。
(撮影:Nana Yoshimura)
Set List
1st STAGE | 2nd STAGE | |
M1 | パッチワーク | パッチワーク |
M2 | ビギン! | ビギン! |
M3 | 光るひと | 不良 |
M4 | ワインは冷えてる | ワインは冷えてる |
M5 | 旅の夢 | 旅の夢 |
M6 | 白い紙飛行機 | 白い紙飛行機 |
M7 | ゆ・れ・て湘南 | グッド・バイ・マイ・ラブ |
M8 | 流れ星 | 流れ星 |
M9 | FLY | FLY |
M10 | 炎 | 炎 |
M11 | サマーヌード | サマーヌード |
M12 | Rolling | Rolling |
En1 | Dear, Summer Friend | Dear, Summer Friend |
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