
相撲部屋
朝稽古&ちゃんこツアー
【相撲部屋 朝稽古&ちゃんこツアーとは】
東京墨田区にある『高砂部屋』で、普段見ることができない朝稽古を見学。
そしてお相撲さんが調理したちゃんこを堪能しました。JCBでは初の開催となったこのイベントをレポートします。
伝統文化であるスポーツ《相撲》の
素顔を楽しもう!
日本の伝統文化に関心のある方なら、JCBが開催したMADE BY JCB、京都のお寺での特別拝観や、国立劇場、老舗日本料理店での歌舞伎、舞踊の鑑賞イベントに注目されたことがあるのではないでしょうか?今回、JCBが注目したのは国技ともいわれる伝統文化《相撲》。初場所と呼ばれる「一月場所」は、墨田区にある国技館で1月22日(日)に終わったばかり。力闘の余韻を残しつつ、大阪で行われる「三月場所」に向けての朝稽古に励む相撲部屋を訪ね、取組さながらに激しくぶつかり合う稽古を拝見し、力士の皆さんの手によるちゃんこ鍋をいただきました。
ドキドキしながら
名門・高砂部屋へ!
当日の朝、集合したのは都営浅草線の本所吾妻橋駅。本日どちらの相撲部屋に伺うのか発表されておらず、ドキドキしながら出発を待ちます。
係の方から伝えられたのは「高砂部屋」。
高砂部屋は、多くの横綱や大関を輩出してきた八代続く角界の名門。
現在の師匠は、元関脇・朝赤龍である高砂浦五郎氏となります。
高砂部屋の力士には、初場所で14勝1敗という好成績をおさめて十両優勝を果たし、幕内昇進が期待される朝乃山(あさのやま)や、十両昇進も目前とされる西幕下筆頭の石崎(いしざき)らがおり、彼らの稽古を見ることができると参加者の期待も自ずと高まります。
朝稽古の迫力と
鶴竜の登場に興奮!
駅から約10分歩いて高砂部屋へ。既に朝稽古は始まっており、部屋には力士らがぶつかり合うビシッという音が響き、熱気が立ちこめていました。
この日、偶然にも出稽古が行われており、朝乃山は荒汐部屋の関脇・若隆景や 陸奥部屋の小結・霧馬山ら三役(幕内の小結以上)以上の力士と相撲を取っているところ。 稽古の形式は、「申し合い」という、土俵を取り囲む力士のなかから勝者が次の対戦相手を決めていく勝ち残り制。 要するに勝つほどにたくさん練習できる仕組みで、26番を取った朝乃山は群を抜く強さを見せたわけです。
力士たちは、申し合いを見ている高砂師匠らが口にする厳しい指導や激励に真摯に向き合います。 一方、観客サイドはといえば、そのなかの1人に、元横綱で現在は年寄として後進の指導にあたる鶴竜がいることに密かに沸いていました。
おいしい!
お待ちかねのちゃんこ鍋
最後は力士ら全員で四股を踏み、朝稽古が終了。約1時間、稽古を拝見した後はお楽しみの「ちゃんこ鍋」の時間です。
土俵脇の小あがり部分にテーブルが設えられ、力士の皆さんが作られたちゃんこをいただきました。 出汁を魚で取った塩ちゃんこ。具には白菜や人参、しめじ、ねぎなどがたっぷり。 副菜も、もつ煮やキャベツの野菜炒め、酢豚などさまざまにご用意いただきました。
作ってくださった高砂部屋力士の皆さんが見守るなか、「お腹がすいている皆さんよりお先にいただいてすみません」と心の中でお詫びしながらも、
あっという間に完食。大変おいしく楽しい朝食の時間となりました。
最後はご贔屓の力士と即席の撮影会。その場にいなかった朝乃山との撮影は叶いませんでしたが、人気だったのはやはり石崎。皆さんの三月場所の活躍を願いながら、高砂部屋を後にしました。
朝稽古に内容も、そこに誰が参加するかも、そして当日のちゃんこがどんな鍋なのかも参加するまで分かりません。 それも楽しみの期待値を上げてくれるイベントでした。
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