
Vol.37 石丸幹二
JCB Presents KANJI ISHIMARU Live in BLUE NOTE TOKYO
【JCB MUSIC LOUNGEとは】
JCBが独自に企画している、JCBカード会員の方だけにお贈りする限定ライブ。
歌手・俳優として大活躍の石丸幹二がブルーノート東京に帰ってきました!
当日のReport と Set Listをお届けします。
舞台のみならず映像、音楽分野と
活動の幅を広げる石丸幹二のスペシャルライブ!
時代も、国籍も、ジャンルも超えた音楽の旅。
俳優、歌手、音楽番組の司会者など
幅広い活躍を続ける石丸幹二が2023年6月22日(木)、“JCB Presents KANJI ISHIMARU Live
in BLUE NOTE TOKYO”を南青山・ブルーノート東京で開催した。
昨年7月には日本屈指のジャズ・アンサンブル“ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ directed by エリック・ミヤシロ”公演の
スペシャル・ゲストとして登場し、圧倒的なパフォーマンスを繰り広げたのも記憶に新しいところだが、
JCB会員限定のプレミアムライブを行うのは、1年4ヵ月ぶりとなる。
この日を待っていたオーディエンスで会場は満員。開演前から熱気が渦巻いた。 昨年の公演同様、ステージにはピアノ、マイク、椅子があるだけ。シンプルを極めたステージの上から、 広がりに富む音楽世界が次々と我々の前に差し出されてゆく。 盟友のジャズ・ピアニスト、クリヤ・マコトが奏でる小粋なフレーズから始まったのは 「Mack the Knife」。ドイツの戯曲『三文オペラ』からの楽曲であり、エラ・フィッツジェラルド、 ルイ・アームストロング、ボビー・ダーリンなどアメリカの有名ジャズ・シンガーにも愛唱されてきた。 石丸の歌声は快くリズムに乗り、クリヤはそれと対話するようにピアノを奏でる。絶妙なコンビネーションが心地よい。
『宇宙戦艦ヤマト』からの「真赤なスカーフ」はブルース風に展開され、 「上を向いて歩こう」や映画『華麗なる賭け』からの「風のささやき」では、 スウィング感も織り込んだアレンジで楽しませる。ベット・ミドラーの代表曲「The Rose」、 バルバラが名唱を残すシャンソン「黒いワシ」、中島みゆきの「地上の星」、 石丸との共演作で新妻聖子が歌った「GOLD」(ミュージカル『GOLD』)といった、 どちらかというと女性ヴォーカリストの印象が強いナンバーも、原曲の美しさを存分に生かしつつ、 唯一無二の“石丸幹二印”として観客に届けられた。
この3・4月に再演されたミュージカル『ジキル&ハイド』からの「知りたい」における、
細やかかつドラマティックな表現も絶品。迫真の歌唱をピアノだけの伴奏で聴けること、
しかもそれが至近距離で味わえることは、文字通りプレミアムな経験だ。
「クリヤさんのピアノと一緒だと、自分でも予想できなかったような歌い方ができる」。
トークの部分で、石丸幹二はこう語った。即興精神、遊び心、リラックス感が盛り込まれたステージ————
いま、このときにしか生まれないパフォーマンス満載の、うれしさが止まらない一夜だった。
JCBオリジナルカクテル
ハーブリキュールをベースにタイムやエルダーフラワーの香り、
オレンジとカモミールティーの風味を加えた
複雑ながらも爽やかな味わいに仕上げた一杯。
Set List
M1 | Mack the Knife |
M2 | The Rose |
M3 | 真赤なスカーフ |
M4 | Sakura Garden(クリヤPfソロ) |
M5 | 小さな空 |
M6 | 上を向いて歩こう |
M7 | 風のささやき |
M8 | 黒いワシ |
M9 | 切手のないおくりもの |
M10 | 地上の星 |
M11 | GOLD |
M12 | 愛と死の輪舞 |
M13 | 知りたい |
M14 | My Way |
En1 | スマイル(2nd) |
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