Vol.38 小林幸子
JCB Presents 小林幸子 Live in BLUE NOTE TOKYO
【JCB MUSICとは】
JCBが独自に企画している、JCBカード会員の方だけにお贈りする限定ライブ。
来年デビュー60周年を迎える小林幸子がブルーノート東京に登場!
当日のReport と Set Listをお届けします。
歌手・女優など多岐にわたって活躍する
小林幸子が繰り広げたプレミアムライブ!
歌唱、トーク、衣装のすべてで観客を魅了するエンターテイナーといえば、このひとの名が真っ先に挙がるはずだ。
ますます旺盛な活動を続ける小林幸子が、2023年8月24日(木)に南青山・ブルーノート東京でライブを開催。新旧の代表曲やジャズ・ナンバー、シャンソンなどを快唱した。
バイオリン、サックス、ウッドベース等を含むバックバンドが、まるでスパイ映画の一幕のような演奏を繰り広げるなか、 万雷の拍手と声援を受けて小林幸子が登場。笑顔で歌い始めたのは、 アルバム『PINSPOT ~Sachiko's Night Club~』の「It's Don't Mean A Thing」だ。 彼女は、まだ小学生だった1964年に演歌歌手としてデビューしているが、 70年代の一時期にはナイトクラブでジャズやポップスの名曲を歌っていたこともあった。
楽しまなければ意味がない、という言葉が聞こえてきそうなパフォーマンスに、超満員の観客は大いに盛り上がる。
高い人気を誇るオリジナル曲のひとつである「もしかして」も、この日は「もしかしてJAZZver」に衣替え。
ワン&オンリーの“幸子節”と、ジャズのビートが快く融合した。
また、中盤のシャンソンコーナーでは、「ラ・ヴィ・アン・ローズ」、「ミロール」、ロックバンド“SOPHIA”の松岡充が「愛の讃歌」の
メロディに歌詞をつけた「青空の破片(かけら)」を熱唱。
時に語り、時に訴えるように綴られた「ミロール」は文字通りの圧巻だった。ピアニストの“小野ちゃん”こと小野雄司の
アコーディオン演奏の味わい、バイオリンが巧みに生かされたバンドアレンジも、主役のボーカルを徹底的に引き立てる。
そして後半は、小林幸子が“さだ兄”と慕っている、さだまさしからの提供曲「茨の木」、中島みゆきが書いた「幸せ」を連続で披露。抒情的なメロディと歌詞の深みをじっくりと伝えた後は一転、故・宮川泰がプロデュースした笠置シズ子のカヴァーアルバム『小林幸子ブギを唄う』から、「ジャングル・ブギ」がにぎやかに届けられた。ライオンやゾウなどジャングルの動物にちなむ効果音や、観客と小林幸子のコール&レスポンスも含む、盛りだくさんの展開だ。
次世代の音楽家やクリエイターとの交流も積極的に楽しんでいる小林幸子だが、なかでも“ニコニコ動画”や“ボーカロイド”との出会いは大きな転機となったという。アンコールでは、ボカロの名曲であると同時に、いまや彼女の看板曲のひとつとなった「千本桜」、さらに、現在に至る快進撃のきっかけとなったといっても過言ではない1979年の大ヒット・ナンバー「おもいで酒」(のジャズ・アレンジ)が届けられた。
来たる2024年、小林幸子はデビュー満60周年を迎える。今後の展開がいっそう楽しみになる、胸のすくような一夜だった。
JCBオリジナルカクテル「ラスボスの微笑み」
今が旬の白桃とネクタリンをピューレにしてカモミールティーと
ローズシロップを合わせロゼスパークリングワインで仕上げた一杯。
Set List
M1 | It's Don't Mean A Thing |
M2 | Fly me to the moon |
M3 | Love Letter |
M4 | もしかしてJAZZver |
M5 | ラ・ヴィ・アン・ローズ |
M6 | ミロール |
M7 | 青空の破片(かけら) |
M8 | 茨の木 |
M9 | 幸せ |
M10 | ジャングル・ブギ |
M11 | sing sing sing |
En1 | 千本桜 |
En2 | おもいで酒 |
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