Vol.31 CHEMISTRY
JCB Presents CHEMISTRY Live in BLUE NOTE TOKYO
【JCB MUSICとは】
JCBが独自に企画している、JCBカード会員の方だけにお贈りする限定ライブ。
今回開催されたのは、ひと味ちがうCHEMISTRYのスペシャルライブです!
当日のReport と Set Listをお届けします。
※当日は新型コロナウイルス感染症対策を講じて行いました。
デビュー21周年目を迎えた
CHEMISTRYのプレミアムなライブ!
精鋭クリエイター・チーム“origami PRODUCTIONS”とのコラボレーションも含むベストアルバム、『The Best & More 2001~2022』を去る2月に発表。デビューから21年目を迎えたばかりのヴォーカル・デュオ、CHEMISTRYが3月17日(木)に初めてのブルーノート東京公演を開催した。題して「JCB presents CHEMISTRY Live in BLUE NOTE TOKYO」。
川畑要と堂珍嘉邦のツイン・ヴォーカルと、ジャジーなアコースティック・サウンドが織りなす飛び切りの化学反応に、満員のオーディエンスが酔いしれた。
オープニングは「君をさがしてた」。2002年リリースのシングルではプログラミング(打ち込み)の音が印象的だったが、この日はもちろん、アコースティックなバンド伴奏でしっとり歌われた。
ピアノの流麗な響き、ウッド・ベースの落ち着いた音色が、いっそうメロディの流麗さ、ヴォーカル・ハーモニーの美しさを際立たせる。共演メンバーは、渡辺シュンスケ(ピアノ)、吉田匡(ウッド・ベース、エレクトリック・ベース)、岡本啓佑(ドラムス)、後関好宏(サックス)という、さまざまな音楽ジャンルで引っ張りだこの売れっ子たち。彼らの柔らかな、人肌のぬくもりを感じさせるオーガニックな音作りに乗って歌いこむCHEMISTRYのふたりは、本当にうれしそうだ。
表情豊かなソロ・パートから、ごく自然にハモリに入り、ユニゾンやフェイクも思いのまま。「Point of No Return」で披露された声の掛け合いも実にスリリングだった。
中盤では竹内まりやの楽曲「プラスティック・ラブ」をカヴァー。洒落たなかにも哀感のこもったメロディ・ラインと、CHEMISTRYの歌声との相性は実に良い。
竹内まりやがアルト・ヴォイスで凛々しく歌い上げたオリジナル・ヴァ―ジョンに対し、川畑と堂珍は潤いのあるテナー・ヴォイスで、高音パートと低音パートを巧みに分担しながらハモリ、よりドラマティックに、ジャジーに、この曲に新しい光を当てた。
静寂のなかにふたりの歌声が響きわたるバラード「月夜」、観客の盛大な手拍子も良きスパイスとなった「ユメノツヅキ」と、後半のステージもメリハリに富んだ選曲が続く。ラストに登場したのは、“これなしにCHEMISTRYは語れない”といっても過言ではないデビュー・ナンバー「PIECES OF A DREAM」。この曲のシングルCDがリリースされたのは、2001年3月7日(水)のことだ。それから歳月が流れて今、名曲は変わらぬ新鮮さを保ち、ふたりの歌唱は深みを増しつつ、一体感を強めている。それを至近距離で味わえるのは、本当に幸せだと痛感した。
20周年イヤーを締めくくり、21年目をより充実したものとすべく疾走するCHEMISTRY。実力に風格が加わった、黄金デュオの未来にいっそう期待がつのる。
JCBオリジナルカクテル
文旦由来の苦味が活きたオリジナルジントニック。
ジャパニーズウイスキーをフロートしてより印象的な味わいに。
(撮影:Nana Yoshimura)
Set List
M1 | 君をさがしてた |
M2 | 愛しすぎて |
M3 | Point of No Return |
M4 | My Gift to You |
M5 | プラスティック・ラブ |
M6 | You Go Your Way |
M7 | 月夜 |
M8 | ユメノツヅキ |
M9 | Dance with Me |
En1 | PIECES OF A DREAM |
- 日程・会場
- 前のレポートVol.33 真心ブラザーズ
- 次のレポートVol.32 大黒摩季
続けて読みたい!あなたにオススメの記事
- ※お申し込みには「チケットJCB」会員登録が必要です。新規登録はこちらから。
- ※受付が終了している場合があります。