
Vol.36 島津亜矢
JCB Presents 島津亜矢 Live in BLUE NOTE TOKYO
【JCB MUSICとは】
JCBが独自に企画している、JCBカード会員の方だけにお贈りする限定ライブ。
天性とも言える艶と張りのある歌声を持つ島津亜矢が
ブルーノート東京に初登場しました!
当日のReport と Set Listをお届けします。
※当日は新型コロナウイルス感染症対策を講じて行いました。
“魂の歌声”の持ち主が綴る、
ジャンル・国籍・時代を超えた名曲の宴
2023年1月13日(金)、ブルーノート東京にて「JCB Presents 島津亜矢 Live in BLUE NOTE TOKYO」が開催された。 1986年のデビュー以来、演歌~歌謡曲界の第一線に立ち続ける島津亜矢だが、ブルーノート東京への出演は今回が初めてであるという。 ジャズを中心とする会場での公演ということもあってか、この日は文字通りの特別プログラム。ジャズ、ポップス、シャンソン、 ミュージカルの名曲もたっぷり織り込んで、満員のオーディエンスを嬉しい驚きに包んだ。
バンド・メンバーが位置につき、続いて島津亜矢が鮮やかな和装で登場。一段と盛り上がった拍手の間を縫うようにして、 「Circle of Life」のイントロが始まる。世界的に大ヒットした映画『ライオン・キング』からの一曲で、 以前からコンサート等で愛唱してきたとはいえ、ジャズ・クラブならではの至近距離で体感する歌心はまた、格別。 マイクの使い方ひとつとっても、口のそばに持っていくのではなく、おなか寄りのところまで降ろし、 からだ全体に共鳴する声の響きをそこに捉えるように歌いこむ。柔らかさと力強さを併せ持つ歌声が、 ブルーノート東京という空間に広がる。
つのだ☆ひろの英語曲「メリー・ジェーン」、越路吹雪の不滅の名唱で知られる「愛の讃歌」、 サラ・ヴォーンやクリス・コナーなど数々の伝説シンガーが歌ったジャズの古典「Lullaby of Birdland」、 ビートルズの「Let It Be」といった幅広い楽曲が、島津亜矢のヴォーカルによって次々と表現されていく。
18日に発売を控えた最新カヴァー・アルバム『SINGER8』からの楽曲も、先立ってライブで披露。 そばにいてほしい人がいない切なさを綴る「あなた」(オリジナル・アーティスト:小坂明子)、 歌うことへの情熱をほとばしらせるかのような「今あなたにうたいたい」(オリジナル・アーティスト:和田アキ子)に強く心を打たれた。 敬愛する玉置浩二の楽曲「田園」では、甥の太陽が登場。パワフルなデュエットを聴かせたあと、 一転、英語歌詞のバラード「Shallow」では実に繊細に、お互いの声を重ね合わせた。
ラストは、ホイットニー・ヒューストンの歌唱で爆発的に知れ渡った「I Will Always Love You」。 とんでもないダイナミクス(メリハリ)、ブレスの長さ、音域の広さが求められる曲を鮮やかに歌いあげ、 観客から感嘆と大きな拍手を引き出した。「チャレンジを続けていられるのは皆さんのおかげ」と再三語り、 見事なパフォーマンスでブルーノート東京初公演を終えた。“歌の力”に、身も心もたっぷり満たされた。
JCBオリジナルカクテル
日本酒、梅酒、カシスリキュールにヴィネガーの酸味が
心地良い島津亜矢公演限定の一杯。
Set List
M1 | Circle of Life |
M2 | メリー・ジェーン |
M3 | 愛の讃歌 |
M4 | サン・トワ・マミー |
M5 | Lullaby of Birdland |
M6 | ニコラ |
M7 | 見果てぬ夢 |
M8 | Let It Be |
M9 | あなた |
M10 | MR.LONELY |
M11 | 田園 |
M12 | Shallow |
M13 | 今あなたにうたいたい |
M14 | 命の別名 |
M15 | This Is Me |
En1 | I Will Always Love You |
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